“NUTAHARA RALLY SCHOOL ジュニアチーム”
2020 丹後半島ラリー TRD CUP 参戦レポート
●日時:2020年9月5-6日
●場所:京都府京丹後町
●チーム名 :ヌタハララリースクールJr KTMS 86
●ドライバー :小暮ひかる(19歳)
●コ・ドライバー :東俊吾(22歳)
●車両 :トヨタ86KTMS号
●チーム監督 :南出司 ヌタハララリースクール
●ラリーメカニック :橋本大輔 神戸トヨペット(株)、田中修吾 神戸トヨペット(株)
●オブザーバー :奴田原文雄
9月4日(金) ネスタリゾートにて事前テスト
ラリー本番に向けてのサスペンションなどのセットアップやドライバー小暮ひかるの本番を想定したターマックトレーニングを実施。午後、神戸トヨペット(株)宝塚インター南店メカニックの方々に見送られ京丹後町へ向けて出発しました。
9月5日(土) 午前 コースレッキ、午後 参加確認及び車両検査など
9月6日(日) ラリー本番
参加台数42台(TRD-CUP2クラス3台)
天候/晴れ
今回のコースは、京都府丹後半島のスイス村をスタートし、全日本ラリーでも使用したコースである角突線、成相線、太鼓山線の各SSを2回走行する構成となっており、SSステージ距離44.0km、総走行距離は134.44kmで競われます。
今回のラリーでは前回欠場したコドライバー東駿吾選手も合流し、ジュニアチームとして初めてのコンビでの挑戦です。
前日のコースレッキビデオを見直しながらペースノートの修正を入念に行う2人。
そして、ラリーがスタート。
SS1角突線スタートからわずか4分後。
オーバースピードによるコースオフ。側溝にタイヤがはまりコースに復帰することは出来ずにリタイヤ。クルーに怪我はありませんでしたが、2人にとっては苦い経験のラリーとなってしまいました。
リタイヤ場所と要因(奴田原考察)
リタイヤ場所:SS1角突(9.22 km)スタートから約5㎞地点
奥がきつくなる右コーナーで曲がり切れずアウト側の土手に乗り上げた後、側溝に前後輪がはまり脱出不能となりリタイヤ。
画像では緩いコーナーに見えるがペースノートではR5>3となり手前5の高速コーナーの進入スピードが高すぎると曲がることができません。また、ブラインドコーナーとなっているために手前からはきついコーナー部分は見えないため、精密なペースノート作成が重要であると考えます。小暮選手のペースノートではR5>4と表記されており、十分な減速がないままにコーナーにオーバースピードで進入して曲がりきれなくコースオフという結果になりました。
課題
ドライバー
ペースノートの精度向上と更なるペースノートドライビングのトレーニングの実施。
コドライバー
コースアウトするまでにも危ないコーナーがいくつかあったとの事。そう感じたら躊躇せずにスピードを抑える指示をするが重要。ドライバーをコントロールするのはコドライバーであることの意識を忘れずに。